研究内容 - 東北大学大学院先端社会基盤学研究室

先端社会基盤学とは，構造力学・土質力学・水理学・土木計画学といった伝統的な学問分野を基軸としつつも，それらの分野に捉われない，新たな土木工学の学問分野を意味します．高い災害発生率・インフラの老朽化・少子高齢化といった，我が国の現在，そしてこれからの情勢において，先端社会基盤学の重要性は益々増加してゆきます．そのような社会的要請に対して，本研究室では，土木工学の個々の領域での方法論を分野横断的に活用し，さらに，データサイエンス，確率論・統計学・最適化数理・計算機科学・計量学などを統合的に用いて，実務的課題を解決するための方法論や新たな理論を開発・提案することを目指しております．

研究室にご興味を持たれた学生の皆様へ

本研究室は，近年急速に変化する社会情勢を踏まえ，2020年に創設された新しい研究室です．上記の先端社会基盤学の定義上，その内容も時代とともに変化・進化してゆきます．先端社会基盤学としてどういう学問が必要なのか，将来の土木分野においてどういった研究成果が求められているのかを我々と一緒に考え，土木工学の未来を拓く研究を行いましょう．そのような研究活動を通じて，皆様が時宜にかなった知識・思考力を会得し、安心して社会に飛び立てるよう、精一杯の教育を実施致します．本研究室に少しでもご興味を持たれた方は，気軽に研究室をご訪問下さい．研究内容や研究室の雰囲気をいつでもご紹介致します．

研究室にご興味を持たれた社会人の皆様へ

本研究室では，公官庁・民間企業の方々との共同研究を通じて，研究成果を社会に発信することに重きを置いております．共同研究に限らず，日頃の委員会や学会での皆様との議論により，研究が進展しておりますこと，心より感謝申し上げます．本研究室にご興味を持たれた方は，是非とも一度ご連絡頂ければと存じます．また，本研究室では，社会人の方々のリカレント教育にも積極的に取り組んでおります．本研究室教員によるセミナーや社会人ドクターとしてのご入学などを通じて，次世代の設計やアセットマネジメントの在り方を議論するとともに，設計論・確率論・統計学・地盤工学などの学び直しを積極的に支援致します．

・不確実性を考慮した社会基盤施設の信頼性設計法
社会基盤施設を設計するにあたり，様々な不確実性が存在します．特に，地盤構造物の場合は，地盤条件や生じ得る外力の不確実性を適切に考慮した設計手法の開発が必要不可欠です．それに対し，土質力学・数値シミュレーション・データサイエンスを融合的に用いて，合理的な設計手法の開発に取り組んでおります．

・線状構造物群の災害リスク評価と最適防災施策の導出
都市は，河川堤防などの線状構造物群により，水害・豪雨などの災害から守られています．水害の時空間的進展過程のモデル化により災害リスクを計量化し，危険箇所の絞り込みを行うとともに，構造物群の設計・意図的な破壊箇所の選定・リアルタイムモニタリング計画の策定などの最適化のための方法論を開発しております．

・社会基盤施設のアセットマネジメント
インフラは我々の資産（アセット）です．インフラの老朽化や少子高齢化の進展により，従来のインフラマネジメントやインフラ維持管理の考え方を包含した概念・活動として，近年，アセットマネジメントの重要性が社会的に認識されてきています．確率論・統計学・最適化数理・力学理論に基づき，アセットマネジメントによりインフラの価値を最大化するための方法論の開発を行っています．

・不確実性を考慮した
社会基盤施設の信頼性設計法
社会基盤施設を設計するにあたり，様々な不確実性が存在します．特に，地盤構造物の場合は，地盤条件や生じ得る外力の不確実性を適切に考慮した設計手法の開発が必要不可欠です．それに対し，土質力学・数値シミュレーション・データサイエンスを融合的に用いて，合理的な設計手法の開発に取り組んでおります．

・線状構造物群の災害リスク評価と
最適防災施策の導出
都市は，河川堤防などの線状構造物群により，水害・豪雨などの災害から守られています．水害の時空間的進展過程のモデル化により災害リスクを計量化し，危険箇所の絞り込みを行うとともに，構造物群の設計・意図的な破壊箇所の選定・リアルタイムモニタリング計画の策定などの最適化のための方法論を開発しております．

・社会基盤施設の
アセットマネジメント
インフラは我々の資産（アセット）です．インフラの老朽化や少子高齢化の進展により，従来のインフラマネジメントやインフラ維持管理の考え方を包含した概念・活動として，近年，アセットマネジメントの重要性が社会的に認識されてきています．確率論・統計学・最適化数理・力学理論に基づき，アセットマネジメントによりインフラの価値を最大化するための方法論の開発を行っています．

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